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最近では聞き慣れた言葉となってきましたがまだ知らない人のために分かりやすく説明したいと思います。 これは別名「内臓脂肪症候群」と言って内臓脂肪が蓄積されている内臓脂肪型肥満の状態を基に、血圧( 130/85mmHg 以上)、空腹時血糖値( 110mHg/dl 以上)、中性脂肪値( 150mg/dl 以上又は HDL コレステロール 40mg/dl 未満)の3つの内2つ以上の異常値とBMI25(体重÷身長 m ÷身長 m )以上でメタボリックシンドロームと診断されますがこれはまだ病気ではありません。 しかし単独での医学的数値がそれほど悪くなくても複数重なれば相乗作用としてその最終章に「動脈硬化」という動脈が固くなって血管が詰まってしまう恐ろしい病気が潜んでいます。 これらは早期に発見して早期に対応すれば未然に防ぐことが出来ます。 まずヘソ位でのウエスト周囲を測定して下さい、その結果 男性 85cm 以上、女性 90cm 以上ならば「内臓脂肪型肥満」の疑いがあるということになります。 これはCTスキャンでウエスト周囲を輪切りにして内臓脂肪を測定した場合に内臓脂肪が 100 ?以上ある場合を内臓脂肪型肥満と判断しますがウエストで見た場合、男性 85cm 以上、女性 90cm 以上がそれと一致するからです。 将来的にはこの数値が見直される可能性があるので あえて“疑いがある”としましたが今のところは男性には厳しく、女性に甘い数値となっています。 日本では高齢化が進み、高齢者に与える医療費が不足してきたことが危惧され「高齢者の医療の確保に関する法律」が来年4月1日から施行されます。このキーワードも「メタボリックシンドローム」と「生活習慣病予防」となっています。 これによって健康保険組合などの医療保険者は被保険者(扶養者も含む)の健康診断の結果、その医学的数値が基準値を超えた場合、保健指導(情報提供→動機付け支援→積極的支援)を与えて改善できるように促さなければならなくなります。 ここで考えて欲しいことは一つ一つの症状が進行してから慌てないように医学的数値に限らず、身の回りの異常を感じ取ることです。 いつもは軽視しがちなことや分かっていながら改善しないで先送りにしている場合には下記を参照して考え直して下さい。 普段から食事量が多い。 上記以外に「疲れやすい」、「肩凝りや腰痛」、「しびれや冷え」、「食欲不振や好みが変わった」、「通勤や通学が辛い」、「眠りが浅い、眠れない」等々といった状態も一つや二つなら問題なくても複数が重なれば危険信号です。 油断しないでいつも自分自身の身体(健康)をチェックしながら見直して下さい。 今回は少し難しかったかも知れませんが“自分の健康は自分で守る”を実行して下さい。 |
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では【第7回】で。お楽しみに。 | ||||||